目次
リード文(導入)
「男性も育休を取るのが当たり前」という風潮が強まっていますが、いざ「1年間の長期取得」となると、まだまだ周囲の反応が気になるものです。
厚生労働省の「令和6年度雇用均等基本調査」では、2024年度の男性育休取得率は30.1%と過去最高を更新しました。しかし、数字だけでは見えてこない「現場の空気感」や「上司との温度差」に不安を感じているパパも多いはず。
この記事では、1年間の育休取得を決めた私が、育休前に会社で経験したリアルな出来事を記録としてまとめました。これから育休を考えている方の参考になれば幸いです。
1. そもそも育児休暇(育児休業)とは?
まずは制度の基本を簡単におさらいしておきましょう。
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対象者: 1歳未満の子を養育する労働者(パパ・ママ双方が取得可能)
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期間: 原則として子どもが1歳になるまで(保育園に入れない等の事情があれば最長2歳まで延長可)
気になる「お金」の話(育児休業給付金)
休業中は会社からの給料は出ないのが一般的ですが、雇用保険から「育児休業給付金」が支給されます。
| 期間 | 支給額の目安 |
| 開始〜180日間 | 給与の約67% |
| 181日目以降 | 給与の約50% |
💡ここがポイント!
社会保険料が免除されるため、手取りベースでは最初の半年間は休業前の約8割程度が確保される計算になります。意外と「生活が成り立たない」ほどの減額にはならないのが心強い点です。
2. 【実録】上司に「1年の育休」を切り出した時の反応
制度上は「1ヶ月前の申請」で済みますが、業務の引き継ぎや後任の手配を考え、私は5ヶ月前に上司へ打ち明けました。
その時の上司の反応は……。
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1ヶ月程度だと思っていたらしく、期間を伝えると絶句。
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「1年も取るの?」という驚きの表情。
その場での嫌味はありませんでしたが、管理職側からすると「男性の1年」は想定外だったようです。早めに伝えたことで、組織としての準備期間を作れたのは正解だったと感じています。
3. 打ち上げ後の「不思議な空気感」
報告後、社内では後任人事の調整が始まりましたが、少し意外な状況になりました。
上司たちが私の前で具体的な日程や後任の話を一切しなくなったのです。結局、「後任が誰か」「いつ赴任するのか」を周囲の噂話から知るという不思議な状況に。
休む立場として一線を引かれたのかもしれませんが、当事者としては少し寂しいような、複雑な気持ちになりました。
4. 実際にモヤっとした「上司の言動」
準備が進む中で、正直「モヤっ」としたこともありました。
上司が後任者の家探しを手伝っていた際、私の前で「探すのが手間だ」「一緒に不動産屋に行かなきゃいけない」「面倒な作業だ」といった発言を繰り返したのです。
後任を手配してくれたことには感謝していますが、「お前のせいで余計な仕事が増えた」というニュアンスを暗に感じ、少し恩着せがましさを覚えてしまいました。
5. 社内・取引先の意外な反応
一方で、救いだったのは他部署や周囲の反応です。
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男性陣: 「育休はいい実績になるね」「辞めるの?」など(半分冗談混じり)。
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女性陣: 社内・顧客ともに非常に好意的な反応。
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育児アドバイス: 経験者から温かい言葉をかけてもらうことも。
実務に直接影響しない立場の人たちからは、基本的に「温かいエール」をいただけることが多かったです。特に取引先の女性陣からポジティブな意見をいただけたのは、仕事への復帰意欲にもつながりました。
まとめ:これから1年育休を取るパパへ
男性の1年育休は、まだ「当たり前」ではないかもしれません。現場での調整や上司とのやり取りで、心苦しい思いをすることもあるでしょう。
しかし、法律で認められた権利であり、何より家族にとってかけがえのない時間です。
私の体験が、同じように悩むパパたちの背中を少しでも押すことができれば嬉しいです。


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